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  • 降井サットウ

【Voice】テンナインを観てきた人の声 序文

「映画の名シーンを、いま目の前で」


これが、シネマイムのキャッチコピーです。


はてさて、シネマイムとは一体何でしょうか? 「フランスの演劇家ジャック・ルコックのメソッドから着想を得た、映画の名シーンを身体表現と語りで再現するという、日本で、いや世界で唯一の集団パフォーマンス」です。


これでピンと来る方はどれほどいるのでしょうか。2012年の発足から約7年。シネマイムを上演するパフォーマンス集団・テンナインは、ここ数年、国内最大級のアートイベント「デザインフェスタ」(通称:デザフェス)に連続で出展。そのため、イベント時にはSNS上で「テンナイン」や「シネマイム」という言葉が頻繁にあがるようになりました。それでも、まだまだ知名度は低いです。


一度でも目にした方なら、シネマイムの面白さや特異さを分かっていただけるかと思います。けれど、シネマイムを見たことも聞いたこともない人にそれを伝えるのは至難の業。どれだけシネマイムの写真や動画を並べても、“目の前で”見るシネマイムには敵いません(いや、敵ってはいけないのかもしれないですが)。そして、「実際に見てみれば分かります」「まずは一度見てください」という宣伝文句も、もはや通用しないのです。


4月のライブ「PR」では、ただテンナインの活動を宣伝をしたいのではありません。今までシネマイムを見てきた方から、まだ見ぬ方へ、シネマイムを広げたいという想いを繋いでいきたいのです。例えば「面白いパフォーマンスがあるんだけど、観に行かない?」と、誰かを誘う。そうして一緒に見た二人の間に「シネマイム」という言葉が共通認識されていく。いつしかこの誘いが「シネマイム、一緒に観に行こうよ」と変わったら…一つのジャンルとして確立されたら…さらにはシネマイム競技人口が増えたなら…。(夢は膨らむばかり)


「シネマイムを裾野を広げたい!」4月のライブはそんな思いで企画されました。しかし、それには自分たちから発信する凡庸な言葉だけでは心もとないのです。ましてや、宣伝活動が大の苦手なテンナイン。この弱点を強みに変えられないかと考えました。

——ファンの方に、シネマイムの良さを語ってもらえないだろうか。

なんともおこがましい発想ですが、それこそ、今回の「PR」ライブにぴったりの発案ではありませんか。


テンナインのメンバーは、シネマイムのことをパフォーマンスする側としてしか語ることが出来ません。だけど、シネマイムを好んで見続けてくれているファンの方たちが発する言葉には説得力があるんです。映画を観に行く前に、その作品の評価を確かめるときのように、シネマイムを見る前にどんなものかを知れたなら…そんな思いで、いつもシネマイムを好んで見てくれている、ファンの方たちにインタビューを行ないました。


「知らない」から「見てみたい」と思うきっかけになったなら。そして見たら「面白い」と好きになってもらえたら。4月のライブ目前。これがきっかけで、足を運んでくれる方が増えたなら、これほど嬉しいことはありません。序文が長くなってしまいましたが、ぜひ、最後まで読んでいただき、興味を持っていただけたら幸いです。それでは、どうぞ!

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